悪性リンパ腫、闘病記録1月~9月。
2021年 11月 27日
風空地方、今日もいいお天気です。
今日もそうですが、ここ最近は風が強い日が多く
散歩中、葉っぱを追いかけるのが大好きだった空太を想い出します。
幸いな事に、空太には抗がん剤の薬が合っていたらしく
元旦も三人で初日の出も見れて、その後は元気にお散歩☆
空太は今月の10日が7歳の誕生日でした。
しかし、保護犬の為の本当の年齢はわかりません。
先生方からも、もう少し年齢は上だとも言われてました。
よく『人間の1年は犬の世界では4年になる』
なかには大型犬は1年に7歳ずつ歳をとるとも言われてますよね。
そこで空太が1年頑張ってくれたら4歳長生き出来た事にしよう~!
と、毎月10日を『なんちゃって誕生日』に設定。
1回目のなんちゃって誕生日☆1月10日。
空太には申し訳ないけど?毎月数ヶ月ずつ歳をとり・・・
11月10日には10歳となる、ある意味での目標にしました。
年明けぐらいから、いつもは海沿いコースを散歩していましたが
散歩コースを空太の行きたいようにさせてみたところ
公園ではなく、住宅街を通ったり、橋を渡って島から出たり
ほぼ毎回1時間弱、テケテケとロング散歩。
また、この頃から空太のマイブームになったのが『リスさん☆』
カサカサ!ガサガサ!と樹を走る音や葉っぱが揺れる音がすると
全集中でじーーーーーーーっと見つめて『リスさん☆』探し開始。
見つけながら、リスさん☆と共にあちこち移動。。。
毎日、毎日、飽きずに追いかけていました。
2月に入り、プロトコールも8週目を無事に終了。
リンパの腫れも小さく完全寛解にかなり近い状態。
その後はステロイド剤は急に止める事が出来ないため
プレドニンと抗生物質の薬を服用。
週に一回の血液検査も、しばらくは続行。
その後、症状が出なければ通院の回数が減らせる事となるのですが・・・
残念な事に、空太の場合1ケ月を待たずにリンパが腫れて再燃。
その為、3月9日から早くも2回目のプロトコール開始。
2回目のプロトコールも極端に体調を崩すことなく進みましたが
1回目より、リンパの腫れは小さくなりませんでした。
先生からは原因として体内に入る異物(抗がん剤など)を
阻止してしまうP糖タンパク質というものがあり、
これにより抗がん剤が効きにくくなっている可能性があるとの事でした。
抗がん剤で赤血球や白血球等の数値は低くはなるものの
空太の場合には他の症状はリンパの腫れしかなく
先生もこれからの治療をどのようにしたらいいのか悩んでいました。
それはQOL・・・この元気な状態を保ちつつの治療だからです。
他に辛い症状があれば、もう少し強い抗がん剤を使用して・・・
と、なるらしく、先生はずっと最後まで悩んでいました。
それは私達も同じで、毎週先生に「どうしますか?」と聞かれても
強い抗がん剤を使い腫れが引いたとしても、
この元気な状態がなくなってしまったら意味がないし・・・
と、毎回毎回、本当に悩みました。
3月末には一緒にお花見散歩。
いつも頭の片隅には先生から言われた『余命』があり・・・
『良し!3ヶ月はクリアできた!』と本当に嬉しかった。
だんだんと暖かくなり、本来ならキャンプ~とか、
元気だったので、お出掛けしたかったのですが
コロナ禍で外出もすることも出来ず、買い物ついでの公園とか
蔓防の時期に県内の観光地ぐらいしか行けず・・・
なんでこのタイミングで・・・と本当にコロナを恨みました。
風空ちちが通勤で車を使用していた為、不在の時に不安もあり
6月に入り、これから空太の通院も増えるかも・・・
と、思い切って空太の通院用にKuuタント号を購入☆
空太も気に入ってくれて、この笑顔☆
ケージに入らなくていいので楽チンな様子でした。
また、この頃から朝のお散歩コースが変わり
風太時代からのお散歩仲間のショパンくんに会うと
後を追いかけて散歩するようになりました。
7月の始めに、いつも散歩していた目の前の公園の工事が始まり
空太は入りたくて毎日のようにフェンスの前へ・・・
工事期間12月24日まで、と看板に書いてあり・・・
できれば歩かせてあげたいなぁ~と思っていました。
治療に関しては注射のオンコビンがほぼ効かず中止。
飲み薬の抗がん剤のエンドキサンとステロイド剤、
抗生物質の服用で様子を見る事に。
7月末には顎下、膝窩共に腫れがかなり大きくなり
8月に入ると肩の辺りの腫れもでてきました。
相変わらず空太は食欲もあり元気でしたが
先生からは新たな治療法の打診があり
ACNUといって、3週間に1回の注射で治療が可能な抗がん剤。
空太と同じような症状の子の症例を調べて下さっていました。
9月初めには食事中にむせたり、少し咳き込んだり・・・
クーラーがついていても呼吸数が多く
なんだか心配で心配で病院へ。
先生からは『暑さもあるから・・・』と言われましたが
レントゲンを撮ってもらうと、胸骨下と肺の辺りが白くなっていました。
胸骨下は転移と肺は誤嚥による炎症が疑われました。
誤嚥は顎下のリンパの腫れが大きい為に起こりやすく
なんでもガツガツと勢いよく食べる空太をみて心配はしてました。
翌日から打診があったACNUによる治療を開始。
しかし、翌日には高熱もあり食欲も低下し病院へ。
3日後には顎下が腫れだし翌日には右目の下辺りまで腫れてしまいすぐに病院へ。
先生から抗生物質を変えたからかもとの事で薬を前の物に戻してもらい帰宅。
その翌日、口中に炎症でもあるのか?とチェックしたところ
右側の扁桃腺辺り(のどの奥)に赤いブツブツした腫瘤がありました。
すぐに病院に行き診察してもらい、顔の腫れはこれが原因と判明。
腫れをおさえる為にステロイド剤を追加してもらいました。
午後には顔の腫れも引き、食欲も復活。
その後、予定通り3週間後にACNU2回目。
その後は熱も平熱で食欲もあり順調でした。
先生からは、これからも様子を見ながら治療を・・・
との事で、この先もまだ出来る治療がある・・・
不安ながらも、期待を持つことが出来ました。