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2001・4・3生まれ水陸両用犬風太のぐうたらな日々のブログ☆2016・3・1お空へ・・・。


by 風空はは
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御礼。

皆さま、こんにちは。

風空地方、今日もいいお天気です。

今のところ風も無く、穏やかな一日になりそうです。





『風太マンが行く』

2008年11月11日(わんワン月1WAN日)に投稿を開始。

PCに触れるのも不慣れな状態で始め、ソース?コピペ??アップロード???

知らないカタカナに怯え、画像サイズも知らずドデカい画像のUP等々・・・

今も知識的にはあまり変わってはいませんが、

ズボラな私が、ここまで続けてこれたのは、

皆さまからの励ましや共感のお言葉を頂けたからだと思います。

風太、空太との暮らしの中で悩みや不安など辛い気持ちになる事もありましたが、

皆さまから温かいお言葉を頂き、本当に励みになりました。

また、ブログを通して奇跡的に風太の兄弟犬である

『ジャンくん』にも出会うことが出来ました。
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あの時の喜びは今も忘れておりません。



このブログを通して、皆さまのお役に立てた事はほぼないかと思います。

ただ、読んで頂いて『クスッ。』と笑って頂けた事はあったかな?と思います。



風太、空太との暮らしは

本当に幸せで、大切で、貴重な時間でした。

この想い出を胸に・・・これからも頑張っていきたいと思います。



風太マン☆
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空太マン☆
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こんな子いたなぁ~なんて時折り思い出して頂けたら幸いです。


今まで、こんな拙いブログに訪問して頂き、

本当に、本当にありがとございました。
            











おまけ☆

やっぱり真面目だけで終わるのは・・・

このブログらしくないので・・・。




空太を荼毘に付した日・・・
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霊園の庭の池で、空太のそっくりさんを発見☆
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このビヨ~~~ンと伸びた後ろ足・・・
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思わず『空太?亀さんに乗り移ったの?』と、この亀さんに聞いてしまった。

他の亀さんの後ろ足は横に伸びてて・・・なんでこの子だけ?

まあ、鶴は万年、亀は千年、長生きの象徴だからいいけども・・・

空太はちゃんとお空に行ったのか?

今でも・・・

なんだか不安な、ははなのでした。

               多謝。
# by leaf-fuuta-10612 | 2021-12-12 11:28
皆さま、こんにちは。

風空地方、今日もいいお天気&強風です。

早いもので、もうすぐ空太の四十九日です。

先日、テレビで瀬戸内寂聴さんのお若い頃の映像の中で

若くしてご主人を亡くされた女性に対し

「日にち薬が解決してくれる」

「泣きたい時は泣きなさい」

とういような話をされていて・・・

私のこの悲しみも日にちが経つにつれて薄れていくのかな?

と散歩中でも通勤途中でも泣きたい時は泣くようにしています。

ただ、あんまり泣いてると空太が心配するかな?




9月末、お墓参りの帰りに川に遊びに行きました。

誤嚥したら大変なので泳がす事は出来ませんでしたが

暑かったので水に浸かってるだけで空太も楽しそうでした。
悪性リンパ腫、闘病記録。空太、強い子でした。_e0158841_10382174.jpg

悪性リンパ腫、闘病記録。空太、強い子でした。_e0158841_10382568.jpg

コロナ禍で夏の思い出が無かったので本当に行けて良かったです。



10月に入り、1週目は落ち着いていたものの

10月6日。

口中をチェックしたら左側も腫瘤が出来ていました。

10月8日。

熱も高く呼吸数が増え、口もモチャモチャ、食欲も少し下がる。

お腹も少し緩く、しゃがんでも出なかったり、お腹の張りも気になり病院へ。

呼吸数に関しては貧血からもくるし、お腹の方も薬の影響が出てるとの事でした。

お腹の張りも腹水が気になりましたが腫れ方が違うとの事でひと安心。

口のモチャモチャは口中の腫瘤が両側のため

そこに食べた物があたって食べないのでは?との事で

腫瘤の腫れを小さくするためにステロイドを増やし

炎症をおさえる為に抗生物質を注射してもらい帰宅。

10月10日。

朝から食欲の低下、お腹の張り、うんちの出し渋りがまだあった為病院へ。

お腹の張りをエコーで診てもらうと脾臓が大きくなっていました。

ぶつけると脾臓が破裂する可能性がある為注意するようにいわれました。

また食欲の低下があった為、口中の腫れを押える為にステロイドを注射。

どんどんと悪化している感じが見て取れて・・・。

帰宅後・・・この日は月に一度のなんちゃって誕生日。

作っても食べないかな~と思っていましたが・・・
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薬が効いたのかぺろりと食べてくれました。


例年だと空太は寒がりだったので、少し涼しくなるとベッドで寝ていましたが

今年はベッドを各部屋に用意していましたがほぼ寝ませんでした。

床にゴロンと寝ていて、何だか寒そうで気になっていました。




10月15日。

足の浮腫みが出始めて、歩くのが辛そうになって来ました。

空太はうんちをするポイントが割と決まっていて

近くの公園ではなかなかうんちが出ない事が多く

出るまで歩かせるのも可哀想だったのでカートを使う事に。

風太のお古ですが、空太が大人しく乗ってくれるか???
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初カートもははの心配をよそに、余裕に乗りこなしてました。

カートに乗ってうんちポイントまで行くと降りてすぐにうんち☆

たまたまリスさんにも会えて空太は大興奮してました。

その後は近くの公園や駐車場、お庭でもうんちをするようになり

お庭でトイレの時はなぜがゴロリンタイムも追加となりました。
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何をするわけでもなく、音に耳を傾けている感じでしたが

今思えば、痛みのため、体を冷やしていたのかな?とも思えます。

長い時で1時間・・・ネコちゃんとか探していたのかも???

その後、脾臓の腫れがかなり大きくなっているのが見てとれました。

10月19日、いつもの通院日。

血液検査(プロサイト)の結果、食欲の低下、貧血も進んでいる事、

脾臓の腫れも大きい事から、先生より1週間が山かな…と言われました。

そう言われても、ピンとこなくて・・・

腫れて苦しいとならない様にステロイドは少し多めに処方してもらい

また、エンドキサンも服用予定で排尿が困難な時の為に

尿道にカテーテルを入れて排尿する仕方を教わり

必要な物も処方してもらいました。

10月20日。

前夜のトイレから10時間経っていましたが

なかなか自力で起きず、仕方なく尿カテーテルで排尿。

管を通す際に嫌がるかな?と思いましたが

何も気にせずに横になってる空太を見て、もう起きる力が無いのか???

と悲しくて悲しくて辛かったです。

その3時間後・・・

そんなははの気持ちをよそに普通に起きてきてお庭へ・・・。

なんだ起きれるじゃ~んと本当に嬉しい嘆きでした。

この日は庭に出てはゴロリンを繰り返していました。

10月21日。

朝からハーネスを着けても階段を昇れず・・・

アイバロさんのハニカムベッドを担架にして

風空ちちと担いで庭へ出る事に。

出てもちっちもしないでゴロリン。

仕方なくカートにハニカムベッドを敷き

空太を乗せてうんちポイントまで行く事に・・・。

ポイント手前で空太がソワソワしたので降ろし

少し(70mくらい)だけ歩いてポイントへ到着。

直ぐにうんちとちっちをしてくれました。
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帰り道、お散歩仲間のショパンくんの家の前を通ると

たまたまママさんとショパンくんがお庭に出ていて

空太もカート越しでしたがショパンくんに会えました。

家に帰ってからもまあまあ元気で・・・

町内会の人が集金に来たら階段にトントンして吠えてお出迎え

ただ、食べ物はほぼ口にせず少し嫌な予感はありました。

夕方くらいから少しお腹がゆるくなり何回もハニカムベッドに乗せて外へ。

夜中にソワソワしてたのでトイレかな?と、促してみたものの出ず。

足をマッサージしても浮腫みはとれず冷たくて・・・。

床で寝ていると余計に冷えるのでベッドに促すも直ぐに床へ。

気になりながらもウトウトしてしまい・・・。

10月22日。

その2時間後の早朝3時35分、

目を覚ますと空太はまだ床で寝ていました。

しかし、呼吸が少しゆっくりというか力が無く・・・

直ぐに風空ちちを起こしました。

二人が見守る中、AM4時52分。

お空に行ってしまいました。




寝たきりでも、なんでもいいから

もう少しそばに居てくれると思っていたので

何で、こんなに早く・・・と思いました。

10月26日は空太と出会ってちょうど5年目になります。

11月10日はうちの子記念日&本当の7歳の誕生日。

もう少しだけ・・・

あと少しだけでも・・・

と無念で無念でしかたありませんでした。





今では、痛みや苦しみから解放され、

これで良かったんだとも思えますが・・・

ずっと人にもワンちゃんにもガウガウで・・・

ずっとソワソワ、ガチャガチャしてて・・・

もっと一緒に勉強して成長したかった。

おじいちゃんになった空太が見たかった。

やっぱり、これが本音です。




お兄ちゃまの風太は何といっても笑顔がチャームポイントでした。

空太も、もちろん笑顔も可愛かったけど・・・
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なぜか思い出す顔は笑顔の時よりも、何か言いたげな困り顔?
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この顔が一番空太らしい顔で好きなんです。

このちっさなお目目の瞼を指で開いて

『お目目よ、お目目よ、大きくな~れ~!」ってしてたのを想い出します。







闘病記録、

書いてると思い出して辛かったです。

でも、空太、最期まで頑張ってくれて、本当に強い子でした。

病気が分かってから毎週、毎週嫌いな病院へ行って・・・

ドキドキしながらも注射も頑張って・・・

たくさんの薬も嫌がらずに飲んでくれて・・・

抗がん剤を使用しても、元気に過ごした空太!

そんな空太の事を、ワンちゃんの抗がん剤治療を検討中のご家族や

治療中のご家族の方の少しでも励みになればいいなぁ~と思って書きました。

もちろん個体差はあるので、抗がん剤を推奨している訳ではありません。

一例として、記憶にとどめていただければ嬉しいです。

みんな、長生きできますように!




# by leaf-fuuta-10612 | 2021-12-04 15:31 | 空太の記録
皆さま、こんにちは。

風空地方、今日もいいお天気です。

今日もそうですが、ここ最近は風が強い日が多く

散歩中、葉っぱを追いかけるのが大好きだった空太を想い出します。
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幸いな事に、空太には抗がん剤の薬が合っていたらしく

元旦も三人で初日の出も見れて、その後は元気にお散歩☆
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空太は今月の10日が7歳の誕生日でした。

しかし、保護犬の為の本当の年齢はわかりません。

先生方からも、もう少し年齢は上だとも言われてました。

よく『人間の1年は犬の世界では4年になる』

なかには大型犬は1年に7歳ずつ歳をとるとも言われてますよね。

そこで空太が1年頑張ってくれたら4歳長生き出来た事にしよう~!

と、毎月10日を『なんちゃって誕生日』に設定。

1回目のなんちゃって誕生日☆1月10日。
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空太には申し訳ないけど?毎月数ヶ月ずつ歳をとり・・・

11月10日には10歳となる、ある意味での目標にしました。





年明けぐらいから、いつもは海沿いコースを散歩していましたが

散歩コースを空太の行きたいようにさせてみたところ

公園ではなく、住宅街を通ったり、橋を渡って島から出たり
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ほぼ毎回1時間弱、テケテケとロング散歩。

また、この頃から空太のマイブームになったのが『リスさん☆』

カサカサ!ガサガサ!と樹を走る音や葉っぱが揺れる音がすると
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全集中でじーーーーーーーっと見つめて『リスさん☆』探し開始。
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見つけながら、リスさん☆と共にあちこち移動。。。
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毎日、毎日、飽きずに追いかけていました。

2月に入り、プロトコールも8週目を無事に終了。

リンパの腫れも小さく完全寛解にかなり近い状態。

その後はステロイド剤は急に止める事が出来ないため

プレドニンと抗生物質の薬を服用。

週に一回の血液検査も、しばらくは続行。

その後、症状が出なければ通院の回数が減らせる事となるのですが・・・

残念な事に、空太の場合1ケ月を待たずにリンパが腫れて再燃。

その為、3月9日から早くも2回目のプロトコール開始。

2回目のプロトコールも極端に体調を崩すことなく進みましたが

1回目より、リンパの腫れは小さくなりませんでした。

先生からは原因として体内に入る異物(抗がん剤など)を

阻止してしまうP糖タンパク質というものがあり、

これにより抗がん剤が効きにくくなっている可能性があるとの事でした。

抗がん剤で赤血球や白血球等の数値は低くはなるものの

空太の場合には他の症状はリンパの腫れしかなく

先生もこれからの治療をどのようにしたらいいのか悩んでいました。

それはQOL・・・この元気な状態を保ちつつの治療だからです。

他に辛い症状があれば、もう少し強い抗がん剤を使用して・・・

と、なるらしく、先生はずっと最後まで悩んでいました。

それは私達も同じで、毎週先生に「どうしますか?」と聞かれても

強い抗がん剤を使い腫れが引いたとしても、

この元気な状態がなくなってしまったら意味がないし・・・

と、毎回毎回、本当に悩みました。





3月末には一緒にお花見散歩。
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いつも頭の片隅には先生から言われた『余命』があり・・・

『良し!3ヶ月はクリアできた!』と本当に嬉しかった。

だんだんと暖かくなり、本来ならキャンプ~とか、

元気だったので、お出掛けしたかったのですが

コロナ禍で外出もすることも出来ず、買い物ついでの公園とか

蔓防の時期に県内の観光地ぐらいしか行けず・・・
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なんでこのタイミングで・・・と本当にコロナを恨みました。





風空ちちが通勤で車を使用していた為、不在の時に不安もあり

6月に入り、これから空太の通院も増えるかも・・・

と、思い切って空太の通院用にKuuタント号を購入☆
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空太も気に入ってくれて、この笑顔☆

ケージに入らなくていいので楽チンな様子でした。

また、この頃から朝のお散歩コースが変わり

風太時代からのお散歩仲間のショパンくんに会うと

後を追いかけて散歩するようになりました。



7月の始めに、いつも散歩していた目の前の公園の工事が始まり

空太は入りたくて毎日のようにフェンスの前へ・・・
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工事期間12月24日まで、と看板に書いてあり・・・

できれば歩かせてあげたいなぁ~と思っていました。

治療に関しては注射のオンコビンがほぼ効かず中止。

飲み薬の抗がん剤のエンドキサンとステロイド剤、

抗生物質の服用で様子を見る事に。

7月末には顎下、膝窩共に腫れがかなり大きくなり

8月に入ると肩の辺りの腫れもでてきました。

相変わらず空太は食欲もあり元気でしたが

先生からは新たな治療法の打診があり

ACNUといって、3週間に1回の注射で治療が可能な抗がん剤。

空太と同じような症状の子の症例を調べて下さっていました。

9月初めには食事中にむせたり、少し咳き込んだり・・・

クーラーがついていても呼吸数が多く

なんだか心配で心配で病院へ。

先生からは『暑さもあるから・・・』と言われましたが

レントゲンを撮ってもらうと、胸骨下と肺の辺りが白くなっていました。

胸骨下は転移と肺は誤嚥による炎症が疑われました。

誤嚥は顎下のリンパの腫れが大きい為に起こりやすく

なんでもガツガツと勢いよく食べる空太をみて心配はしてました。

翌日から打診があったACNUによる治療を開始。

しかし、翌日には高熱もあり食欲も低下し病院へ。

3日後には顎下が腫れだし翌日には右目の下辺りまで腫れてしまいすぐに病院へ。

先生から抗生物質を変えたからかもとの事で薬を前の物に戻してもらい帰宅。

その翌日、口中に炎症でもあるのか?とチェックしたところ

右側の扁桃腺辺り(のどの奥)に赤いブツブツした腫瘤がありました。

すぐに病院に行き診察してもらい、顔の腫れはこれが原因と判明。

腫れをおさえる為にステロイド剤を追加してもらいました。

午後には顔の腫れも引き、食欲も復活。

その後、予定通り3週間後にACNU2回目。

その後は熱も平熱で食欲もあり順調でした。



先生からは、これからも様子を見ながら治療を・・・

との事で、この先もまだ出来る治療がある・・・

不安ながらも、期待を持つことが出来ました。












# by leaf-fuuta-10612 | 2021-11-27 15:41 | 空太の記録
皆さま、こんにちは。

風空地方もだんだんと寒くなってきました。

仕事などでPCに向かっている時は必ず足元に来てくれた空太。。。
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空太の居ない部屋は余計に寒く感じます。





今日から抗がん剤の治療について書こうと思います。

皆さんは『抗がん剤』と聞くと、どういうイメージでしょうか?

私的には『強い薬』『吐き気などの辛い症状』『脱毛』『体力を奪われる』

など、とてもマイナスのイメージが強かったです。

しかし、悪性リンパ腫は外科的(手術など)治療は出来ず

有効な治療法は抗がん剤と担当の先生と院長に言われた時

リンパ腫は一時的に良くなっても治らない病気で…

なのに、このまま居なくなるのが寂しい辛いからと

病院嫌いの空太に辛い治療をさせてまで延命するのは

人間のエゴではないのか…と、思いその事を伝えました。

先生方からは、抗がん剤は怖いから…

と治療を断念する飼い主さんも実際にいる事。

抗がん剤以外の薬で対処療法のみで行う事も出来る事。

動物は個体差はあるものの人間と比べて上記の様な副作用が出にくい事など

抗がん剤治療について、さらに詳しく話して下さいました。

また抗がん剤により、生活の質(QOL)を維持し

今の良い状態を保つ事も出来るかもしれないとの事でした。




ここからは、飼い主である私達が治療の全て決める事になります。

調べる為に『犬 リンパ腫 抗がん剤』と打つと

『余命』『副作用』『後悔』『最期』など、

つぎつぎとマイナスイメージな予測候補が出てきます。

この記事を読んだら、抗がん剤治療にふみ切れないかも…

と思い、調べるのは獣医師の方が書いたものだけと決めて読みました。

空太の担当の先生や院長の言う通り『動物は副作用が起きる事が少ない』

という記事が多く、ようやく抗がん剤治療をしようと思えました。






リンパ腫といってもいろんな型や分類があります。

空太は細胞診により多中心型(リンパ腫の80%)である事がわかりました。

本来はその後に病変の一部を採取し、病理組織学的検査を行い

さらに詳しく免疫学的分類(T細胞・B細胞など)や

悪性度による分類(高グレード型・低グレード型など)を判明します。

それにより、治療法も異なってきます。

しかし、さらに検査となると年末という事もあり結果がでるまで時間かかる事や

この時は治療を開始した後でも病理検査ができると思っていたので

病理検査をせずに治療開始を開始する事にしました。





抗がん剤治療も、これまたいろんな治療法があります。

UW25、CHOP、COP、メトロノームなどなど・・・

使用する薬剤の頭文字や治療を行う週が名前になっています。

基本的には『多剤併用』で治療が行われます。

リンパ腫は治る病気ではないので『寛解』といって

検査でがん細胞が見つからなくなった状態を目指します。

ただし、完全に無くなった訳ではないので

早ければ数週間~1年以内に再発してしまいます。

UW25は名前の通り25週に渡って治療を行います。

しかし、25週まで体力がもつかどうかわからない、

また期間も長いので費用もかかるとの事で

小さいヨークシャテリアの子で160万円程。

空太の場合、体も大きく(体重ではないらしい)かなり高額になるとの事でした。

一般的に多い治療法がCHOP(チョップ)

①C(シクロホスファミド)(エンドキサン)抗がん剤・内服薬

②O(オンコビン)(ビンクリスチン)抗がん剤・注射

③H(ハイドロキシダウノルビシン)(ドキソルビシン)抗がん剤・点滴

④P(プレドニゾロン)ステロイド剤・内服薬

本当はこの治療をしたかったのですが

③の抗がん剤が注射ではなく点滴で行う為に4時間位かかる事

それと、万が一治療中に暴れて抗がん剤が漏れた場合に皮膚が壊死するとの事で

病院嫌いの空太がじっと耐えられるか…もし漏れた場合…と不安があり

先生と相談した結果③を抜いたCOP(コップ)を行う事にしました。





12月22日(火)抗がん剤治療開始。
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まずは治療前に必ずプロサイトという検査機で血液検査。

赤血球・白血球・血小板など20項目近い数値を調べます。

その他に肝臓系、腎臓系、タンパク、カルシウムなど10項目も行いました。

貧血などや白血球数が低い場合は抗がん剤治療できません。

幸い、全て数値に問題はなく、治療が出来る状態でした。

担当の先生が準備している間に医院長が来て…

「抗がん剤治療すると抗がん剤によって血液に溶けた物が

場合によって血栓になり、そのまま…って事もあるから」と。

なぜ、今そんな事を言うのか???

やっぱり院長嫌い(過去にも書いたけど風太の時から苦手です)

でも、今更「やめます!」なんて、出来ないし…

その後は空太もソワソワしてたけど、私もドキドキで大変でした。

オンコビンの注射を打つために空太の腕(お手手の上あたり)の毛を刈り

ワンショット(数分で終わる)で注射なのですが、

空太が体調を崩さないか暴れたりしないか不安で不安で…

しかし、予想外に空太は大人しく、とってもおりこうさんでした。

その後、様子を見るために30分ほどその場で待機。

この時も空太は緊張でハアハアしてたものの落ち着いていました。

待っている間に先生から一枚の紙を手渡されました。
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『プロトコール』といって、治療のプログラムです。

空太の場合は週一でオンコビン注射、一日置きにエンドキサン内服、

毎日、ステロイド剤を内服で6~8週行うプロトコールが組まれました。

他に抗がん剤で免疫力が下がってしまう為、抗生物質の薬も処方してもらいました。





自宅で必要な事と注意点・・・

副作用は骨髄抑制・嘔吐・下痢・肝毒性・腎毒性・アレルギーがあります。

その為、自宅では骨髄抑制で発熱がみられる為、毎日の検温が必要です。

それまで風太ではした事がありましたが空太はお尻や尻尾を触るのを嫌がる為

病院以外では検温をしたことがありませんでした。

それが・・・

以外にも寝ている状態で測ったら噛む事も暴れる事もなく・・・

とっても、とっても、おりこうさんな空太でした。

身体のしこりのチェック・・・

この時点では顎下と膝窩だけでしたがその他の部位もチェック。

その他に内服薬の抗がん剤のエンドキサンは素手では触れません。

揮発性の為、手袋、ゴーグル、マスク着用で扱わないといけません。

こんな怖い物を空太の体内に…と何度思った事か。。。

また空太の呼気、尿、便にも抗がん剤が含まれる為

部屋の換気や尿や便の処理も手袋とマスクが必要です。

ばく露といって少量ながら人も被爆する可能性があるからです。

検索してたら部屋も別々にした方がいい、と書いてる先生もいましたが

そんな悲しくて寂しい事は出来ないので、ずーっと傍に居ましたけどね。

また、エンドキサンは長時間膀胱に溜まっていると出血性の膀胱炎になる事もあり

先生より夜の服用は寝てしまうと排尿が難しいので朝の服用にして、

最長でも4時間まで、早めに排尿を促すように、と言われました。

ですが、最初は強めにステロイドを10錠飲ませていた為

多飲多尿になり2~3時間置きに外に出る事に。。。

公園でクルクル回ってはちっち~を5.6回繰り返して可哀想でしたけど

ちっちをたくさんしてくれたので膀胱炎の方は安心でした。

検温など記録が必要ですが

ちっちとうんちの回数など風太の時から健康手帳を書いていて
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空太も5冊目。新たに書き加えたのは治療の事、薬の事と検温。

この記事も一部は健康手帳を読み返しながら書いております(-_-;)



抗がん剤治療の初日は、副作用が心配で心配で・・・

夕方のお散歩は3人で…
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いつもと変わらずに歩く空太を後ろから追いながら

この状態が永く続くようにと願うしか出来ず。。。

夜は寝ようとしても、なかなか眠れませんでした。




そんな、ははの心配をよそに・・・

クリスマスにはキチドクさんのガブリンをがぶりん。。。
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お散歩もテケテケでいつも通り。。。
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おうちでは大好きな枕をがぶりん。。。いたずら三昧な空太。
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疲れるとそのまま枕でウトウト。。。
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1週間後の12月29日。

朝んぽは元気に展望台まで歩きました☆
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この日は年内最後の通院日でした。

プロサイト後、白血球は最初の6440より5020に減っていましたが、

抗がん剤治療は問題なしで2回目のオンコビン注射。

飲み薬も同じ物を1W分処方してもらいました。

この日の夕方は少し体温が高めで心配だった。
            (翌日には平熱にもどる)

大晦日・・・いつものように元気にお散歩☆
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食欲もあり、副作用といわれる症状もありませんでしたが

年末年始は病院がお休みの為、不安で不安で・・・

でも、無事に三人で年を越せる事が本当に本当に嬉しかったです。









# by leaf-fuuta-10612 | 2021-11-21 15:04 | 空太の記録
皆さま、こんにちは。

空太がお空へ行ってから23日目。。。

風太の時と同じく、わんこの居ない生活は本当に寂しいものです。

一昨日と昨日は夕方、風太&空太と歩いた公園を散歩。

今朝も同じコースを散歩しました。

想い出がたくさんある場所なので、時折うるうる。。。

ただ、今はまだ空太も一緒に歩いてくれているような気もします。
悪性リンパ腫。始めは首のしこりの違和感から・・・。_e0158841_14125148.jpg

これから、空太の闘病中の事を投稿する予定ですが

何故、今なのか・・・と疑問に思われるかと思うのですが・・・

リンパ腫の告知を受けた時から闘病中は投稿しないと決めていました。

何故かというと風太がお空に行った後に後悔したからです。

ブログを書いていた時間も風太と触れ合っていれば良かった・・・

風太の事をもっと、もっと考えれば良かった・・・と。

ただ、ブログを通じてたくさん励まして頂いた事は

今でも感謝の気持ちしかありません。

また、後々お話させて頂きますが、

治療を開始するとブログ書く時間が無かった事も事実です。




『悪性リンパ腫』

風太が家族になった時から、様々な本などで読み病名は知っていました。

ゴールデンレトリバーが罹りやすい病気という事も。




2020年の8月20日、空太の首にしこりがあるのを発見。

喉の辺りに1cmにも満たない大きさで左に2個、右に1個。

柔らかいから脂肪腫?もしかしてリンパ腫?

よくガンはしこりが硬くて動かない・・・と聞いていた為

その時はしこりが動くし柔らかいので脂肪腫かと思い様子を見る事に。

その後、やはり気になり2020年9月2日、病院へ。

先生の所見はやはり脂肪腫、また口腔や歯肉の炎症でも腫れる。

空太の場合歯石もある為、歯肉の炎症で腫れてる可能性もあるとの事でした。

また細胞診をするには、大きさが足りないので様子を見る事にしました。

体調的にも特に変化はなく9月の終わりの夏休みには西伊豆に行ったり
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続けて本栖湖でキャンプしたり・・・
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10月11月も西伊豆や熱海方面にお出掛け・・・
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その間も、元々空太はお腹にガスが溜まりやすく
 
膨満感気味で胃が悪くなる事があったものの、とても元気でした。

しかし、12月に入り、急に室内でお漏らししてしまったり

胃が変なのか口をモチャモチャし外に草を食べに行く回数が多くて

何かへんだなぁ~と思っていた矢先、

首のしこりが急に大きくなっていました。

2020年12月15日火曜日、病院へ。

お漏らしの事や口のモチャモチャ多めで草を食べる事、

そして一番気になる首のしこりの事を先生に話しました。

すると先生が両足の膝裏を触り始めて「腫れてる・・・」と、ひと言。

私も触り2~3cm位、腫れてるのがわかりました。

先生より「リンパ腫の可能性が高い、検査します」と言われ

まずは病院内で出来る簡単な血液検査。

やはりリンパ腫の可能性が高いとの事で

首(頸部)膝窩(しっか…膝裏辺り)の細胞をとり外注での精密検査となりました。

担当の先生や院長先生からリンパ腫についての説明があり

何もしなければ余命1~2ヶ月である事、

リンパ腫は手術など外科的な治療ができないガンである事、

抗がん剤が一番有効な治療方法である事、

ただし抗がん剤をしても効くかどうかは、やってみないと分からない事。

次から次へと説明を受けた後、脾臓や肝臓などのチェックの為

腹部エコーもしてもらいました。

脾臓も所々、表面にあまりよくない、でこぼことした感があり

ステージ的に少し進んでしまっているかも・・・との結果でした。

外注の検査の結果がでるのが1週間位かかるとの事で、

この日は他に包皮炎の症状もあった為、

抗生物質のみ処方してもらいました。

先生より抗生物質を服用して腫れがひいたら口腔の炎症とかで

リンパ腫ではない可能性もある・・・とも言われ

腫れが引くことを願っていました。

この日からリンパ腫について調べ、

腫れる箇所がたくさんある事も知りました。

私は首(下顎)と鼠径が腫れると思って風太の時から

その箇所ばかりチェックしていました。

今回も首は確認できてたけど鼠頸部の腫れは無く、

先生が真っ先に触った膝窩の腫れは全然気が付きませんでした。

もっと早く知っていたら、脾臓まで進行しなかったのか・・・

8月20日に首のしこりを発見した為、4ヶ月近く経過していて

私のせいで、もう、手遅れなんじゃないか・・・

と、空太に申し訳ない気持ちで一杯になりました。

調べていく中でいろんな型がある事も知り

低グレードなら、無治療でも長生きする子もいる・・・

など、この時は少し希望も持ててもいました。

しかし、腫れに変化は無く・・・

12月19日土曜日。

抗生物質の服用のせいか、草を食べたがる事がさらに多くなり

胃薬をもらいに病院へ行きました。

その際に検査結果が気になると話したら

帰る際に先生が念の為・・・とメールをチェックして下さり

すると空太の検査結果のメールが調度届いていました。

結果の印刷された用紙を受け取って目に入った文字は・・・

頸部、膝窩リンパ共にリンパ腫(high grade)

細胞診検査報告書には、専門用語で5行程の検査内容が書かれていました。

行の最後のコメントには・・・

細胞悪性で上記の細胞が標本中細胞の大半を占めています。

とあり、『悪性』『high grade』ばかりが目に入ってきて

頭が真っ白になったのを今でも覚えています。

結果が分かった時点で、さらに詳しく説明を受け

高グレードの為、一刻も早く治療を開始した方が良い、

また毎週、血液検査などが必要との事で風空ちちの休みに合わせて

翌週の12月22日火曜日から治療を開始する事に決めて病院を後にしました。



抗がん剤治療といっても1つでは無く・・・

22日までに、さらに調べ治療方針を決めなくてはならず

約2日間、早く治療させたい・・・

でも抗がん剤は怖い・・・

抗がん剤で苦しむ姿は見たくなかったので本当に悩みました。

悩んでいる間にもがん細胞は増殖していると思うと本当に怖くて怖くて・・・。
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そんな中、元気に散歩して、ご飯もたくさん食べて

オモチャで遊んでくれる空太を見ている時が

唯一、心が安らぐ時間でした。









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# by leaf-fuuta-10612 | 2021-11-14 17:23 | 空太の記録